子育て、手づくり、散歩など、いろいろ書いています。更新はスローペース。

2010-10-04

価値観という地図

10月初めての日曜日、
勤め先にはたくさんのお客さまがご来店

お台場は不思議なところで、近所に住んでいる、という人はほぼいなくて
デートや買い物など、色んな理由で「わざわざ」やってくる

今日接客した女性の一人が、屋久島から来たと言っていた
彼女がどういう理由でお台場のヴィーナスフォートに
やってきたのかは分からないけれど
お会計の時に「やっぱり東京は人が多いですね、慌ただしくて目眩がします」
という言葉が印象的だった
目眩ね、そうかもしれない
目眩なんて、東京に来てからずっとしてる

だって目まぐるしいもん

同じ場所だって、たった1年で違う街になってしまうこともある東京
自分が変わらなくたって勝手に周りがどんどん変わる
前に進んでいるのかどうかも分からない

だから、自分なりの価値観を持つことは、
東京で迷子にならず生きていくための地図を手に入れることだと思っている

それにしても屋久島から来たという女性
赤・ピンク・紫の菊模様の「くびまき」が、とても似合っていた

ちなみに、同じ物を私も持っている

「可愛いから身に付けたい」という同じ価値観が
私と彼女の地図上にあり
日曜日の正午、出会って、言葉を交わした
もう二度と会わないかもしれないし
また、どこかで会うかもしれない
その時の目印は、きっと鮮やかな色とりどりの菊づくし
自分の好きだと思うものに、素直になれば
共通の価値観を持つ人間は、必然的に出会うのかもしれない

接客って仕事は、すごくドラマチックだ

0 件のコメント:

コメントを投稿